金融資産の種類と特徴

今回は金融資産と呼ばれるものの種類特徴について書いていきます。金融商品には様々な物があり、特徴も違います。これらを知っておけば、自分の境遇や時代にあった金融商品を選ぶ事ができます。

ローリスク・ローリターンな金融資産

まずはローリスクな金融商品から解説していきます。

  1. 普通預金
  2. スイープサービス預金
  3. 定期預金
  4. 個人向け国債

これらは、元本が保証されているため、非常に安全な運用ができます。その代わり貰える利子も少ないです。

1. 普通預金

皆が何気なく利用している普通預金も、実は金融商品です。その証拠に銀行に預けたお金は一時的に手元からなくなります。預けたお金は、銀行が一時的に預かっているのです。

銀行は、皆が預けたお金を、誰かに貸したり自分で運用したりして利益を出しています。銀行が得た利益は、利子という形で還元されています。といっても今はゼロ金利時代なので、利子は微々たるものです。2013年の時点では、0.02%くらいが相場です。0.02%となると、つまり100万円預けると、1年に200円の利子が付きます。

普通預金の最大の長所は、元本が保証されていることと、すぐに換金ができるところです。まず元本保証ですが、銀行が仮に破綻したとしても、1000万円以内であれば必ず元本が保証される決まりがあります(預金保険制度)。そしてお金が必要になったときにすぐに換金できるという利点があります。この流動性の高さ(換金のしやすさ)故、金融商品としては認識されない事が多いです。

厳密に言うならば、預金額が1000万円以下かつ手数料が無料であればノーリスク、1000万円を超えるあたりから銀行の破綻リスクが出てくるという金融商品になります。

2. スイープサービス預金

聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれません。これはネット銀行と同系列の証券会社が、銀行の口座と証券会社の口座の資金移動を簡単にするためのサービスです。例えばSBI証券と住信SBIネット銀行、楽天証券と楽天銀行、大和証券と大和ネクスト銀行などがあります。

証券口座の方に入金しておくと、普通預金に預けておくよりも金利が高くなります。管理人もオススメします。SBIハイブリット預金の場合、金利は0.1%付きます。もちろん元本保証、すぐに換金可です。

3. 定期預金

定期預金とは、預け入れ期間を定めて、その期間内はお金を銀行に預けておく(貸しておく)という条件を付ける事で、貰える利子が普通預金より高くなるという金融商品です。こちらも元本保証なので、普通預金と同じくローリスクです。

定期預金は、預け入れ期間の長さや、預金額によっても利子が変動します。基本的に長く預けていればいる程、預金額が多ければ多い程利子は高く設定されます。それでも銀行は、普通にお金を借りるよりも遥かに安い利子でお金を借りることができているのです。だいたいは100万円未満、1年の定期預金だと、金利は0.25%くらいです。100万円預けると1年後には2500円増えます。

定期預金を中途解約することもできます。中途解約しても元本は保証されますが、受け取れる利子は減ります。

4. 個人向け国債

国債とは、国が発行する公債のことを指します。こちらも、国が破綻しない限りは元本が保証されているため、かなり安全な金融資産となっております。定期預金と同じく、期間を指定して購入します。満期が来る前に換金すると、ペナルティ(利息の吐き出し)を受けます。それでも元本は保証されます。定期預金と国債は、貸しているところが国と銀行で違うだけで、ほぼ同じと見て良いです。

ミドルリスク・ミドルリターンな金融商品

こちらはミドルリスク・ミドルリターンな金融商品です。

  1. 外貨預金
  2. 不動産投資
  3. REIT

まあまあブレ幅が大きく、その分リターンも大きめな金融商品です。

1. 外貨預金

外貨預金とは、外貨建ての預金の事を指します。日本はゼロ金利時代ですが、外貨の場合はそうではなく、日本より多くの利子を受け取る事ができます。例えば豪ドルなどはその典型です。

しかし、外貨預金の場合は為替レートの影響を受けるため、利子など軽く吹き飛ぶくらいの損益が発生します。上手く行けば為替差益で利益になりますし、失敗すれば損失になります。元本は保証されません。これがミドルリスク・ミドルリターンたる所以です。

外貨定期預金なるものもあり、更にリスクが高い商品もあります。

2. 不動産投資

土地や不動産を買い、駐車場にしたり、家賃収入やテナント料を取るといった投資です。運営管理を不動産の運営会社に任せる事で、何もしなくても自動的にお金が入ってくるようになります。

もちろん空室になればお金が入ってこないためリスクがつきまといますが、株などとは違い、不動産の自体の価格はそうそう上下しないため、ミドルリスク・ミドルリターンとなります。当然のことながら、借金をして不動産を買えばハイリスク・ハイリターンになります。

また、今の日本は人口が減少しているため、不動産は供給過多となり、投資が難しくなってきています。

3. REIT

REIT(リート)とは、投資家から集めたお金を使って不動産を買い、家賃収入を投資家に分配するという金融商品です。本来の不動産投資に比べ、少ない金額で多くの不動産を持てるため、リスク分散の効果があります。REITの分配金は多く、だいたい年率5%程で運用できますが、基準価格の変動リスクがあります。これは本来の投資信託とは違い、投資家がREITを買おうとすれば上昇し、売ろうとすれば下落します。

ハイリスク・ハイリターンの金融商品

こちらはハイリスク・ハイリターンな金融商品です。

  1. 株式
  2. 投資信託
  3. FX

非常にブレ幅が大きく、利益も損失も被りやすい金融商品です。

1. 株式

よく株で100万を1億円にしたなどの謳い文句で商材が売られていますが、本当にそれを可能にしかねないのが株式投資です。

株式とは、株式会社が資金を集める際に株を発行し、投資家に買ってもらい、集めたお金で事業を展開し、配当金で投資家に還元するといった仕組みです。

配当金は、多い所でだいたい5%程です。しかし、ハイリスク・ハイリターンと言われる所以は、株価の変動リスクです。株価は、沢山の投資家が株を買おうとすると上昇し、沢山の投資家が株を売ろうとすると下落します。この差益で、配当金を吹き飛ばす程の利益にも損失にもなります。このため、博打感覚で株式投資をする人もいます。また、会社は倒産する恐れもあります。倒産したら保有している株は紙くずになります。

基本的に、長期的に株を保有し、配当金を得つつ会社の成長を待つといったスタイルは投資ですが、株価の値上がりに期待して短期的に株の売買を繰り返すスタイルはトレードといったり、投機といったりします。

また、株には信用取引というものがあり、持っている自己資金以上のお金を使って株を取引する事ができます。信用取引は、現物に比べ更にハイリスク・ハイリターンの投資になります。

2. 投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金をプロが運用し、利益を投資家に分配するといった金融商品です。自分で株を買って運用するのとは違い、信託手数料がかかります。投資信託には、すべて株で運用するもの、債権と株で運用するもの、債権だけのものなどがあり、それぞれによってリスクも変わってきます。基本的に株100%のものが一番ハイリスク・ハイリターンです。

また、アクティブファンドとパッシブファンド(インデックスファンド)というものがあります。アクティブファンドは、プロが自らの判断で売買を繰り返し、利益を狙うスタイルの投資信託で、パッシブファンドは、日経平均やTOPIXなどの指標に限りなく近い運用を目指したものです。前者は手数料が高く、後者は安いという特徴があり、それが運用パフォーマンスにも現れます。基本的にアクティブファンドよりパッシブファンドの方が、手数料がない分運用パフォーマンスは高いです。投資信託を買うならパッシブファンドを買いましょう。

3. FX

Foreign Exchange(フォーリンエクスチェンジ)の略で、日本語では正式には「外国為替証拠金取引」といいます。外国の通貨を売買して、利益を得る取引のことを意味します。

外貨預金と同じく、為替の変動リスクが発生します。これにより利益にも損失にもなるのですが、FXがハイリスク・ハイリターンと言われるのは、レバレッジをかけることができるからです。

レバレッジとは、株でいう信用取引と同じく、自己資金の何倍ものお金を動かす事ができる仕組みです。レバレッジのかけ具合により、儲けも損失も大きくなります。法改正によりレバレッジは2010年に50倍、2011年に25倍になりましたが、昔はレバレッジ400倍といったものもありました。

株式投資と同じく、資金を億にしたトレーダーが出ましたし、逆に大金を溶かしてしまったトレーダーも出ました。

FXには、スワップ金利という金利も発生します。これは、日本の金利と海外の金利の差により発生する金利です。例えば日本円を豪ドルに換えたとすると、豪ドルの金利を受け取ると同時に日本の金利を支払う義務が発生します。しかし日本の金利より豪ドルの金利の方が勝っているため、利益を得る事ができます。

FXには、売買差益ではなくスワップを狙った運用方法もあります。こちらはレバレッジを抑えればかなり安全な投資となりえます。

金融資産の種類と特徴まとめ

金融商品には、ローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまで、様々な物があります。もちろんご紹介した物以外にも沢山商品があります。

基本的には、ローリスクであれば期待できるリターンも少なく、ハイリスクであれば期待できるリターンも多くなります。リスクと上手く付き合う事が大事です。

また、それぞれの商品に特徴があるため、自分に合った金融商品を持つというのが大事です。

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