相場環境と因果関係を分析する

相場で収益を上げる3つの戦略」では、ディレクショナル戦略、レラティブバリュー戦略、アービトラージの3つの戦略を説明しました。当サイトではディレクショナル戦略を中心に解説していきます。

ディレクショナル戦略で利益を出すためには、今の相場環境因果関係を分析する必要があります。相場環境と因果関係が明確になれば、全体的なお金の流れ(トレンド)を把握する事ができるようになります。

1. 相場環境を分析する

マーケットは注目されている「テーマ」を元に価格を形成していきます。投資をする前に、市場は今何に注目していて、投資対象にとって好材料なのか、悪材料なのか、無関係なのか、またどういう思惑で動いているのかなどを把握する事が大事です。

例えば、「原油価格の下落が止まらず、このままだと世界経済的に打撃を受ける」といったテーマがあったとします。この場合は原油価格が下落し続けている限りはテーマに沿って価格が動く事になりますし、下落すれば下落する程危険度が高まります。逆に価格が上昇すれば危険度が弱まり、注目度が下がっていくという事になります。

テーマは、長期的に続くものから短期的にしか続かないものがあります。短期的な値動き要因はやがて長期的な値動き要因に飲み込まれていきます。上の例でいくと、原油価格の下落という大きなリスクの中に加えて、アメリカの雇用統計が発表されたなどです。実際は、アメリカの雇用統計が良くて一時的に価格が上がっても、原油価格という大きなテーマのおかげでまた下落する、なんて事が起こります。

相場環境の分析をする際は、最初は長期的に動いている要因から探ってみて、徐々に短期的な要因を見ていくと良いかと思われます。そうすることで、短期的な値動きに振り回されずに大きな流れを見る事ができます。

値が動くには理由があるので、ニュースをよく読み、経済の動向を絶えず分析することが大事です。

2. 因果関係を調べる

相場で起こっている状況の分析に加え、値動きの因果関係を調べていくことも大事です。

例えば、原油価格が上がれば投資対象はつられて上がるのか、下がるのか、もしくは無関係なのか、そしてどれだけ影響するのかなどです。これをその背景と共に分析していきます。

そして今注目されているテーマが将来的にどうなりそうなのかを考えて、波及して価格が動きそうなものに先回りして投資していくことが大事です。

マーケットの因果関係を調べるには、値動きをリアルタイムで見ていくのが一番です。例えば原油価格が注目されている場合、価格が上がっている時に一緒に上がっているものは何なのか、下がっているものは何なのかを調べていきます。たまたま同じ方向に動いている可能性もあるので、なぜ連動するのかの背景も調べていく事が大事です。

過去の値動きの傾向を調べて活かすのも良いです。例えば将来的に金融危機が起こりそうだと騒がれている場合は、リーマンショック時にどう動いたのかを参考にするのも良いでしょう。ただし過去の状況と全く同じになるというのはないので、やはり最終的には価格をリアルタイムで見つつ相場観を修正していく事が大切です。

キャピタルゲインを狙う場合は、株、FX、先物、金、商品など、投資対象を問わず、また長期投資でも短期投資でも、やり方は同じです。

相場環境と因果関係を分析するまとめ

ディレクショナル戦略で利益を出すためには、まずは今の相場環境と因果関係を分析する必要があります。

相場環境とは、市場は今何に注目しているかということです。そしてそれが投資対象にとって好材料なのか、悪材料なのか、無関係なのか、またどういう思惑で動いているのかなどを分析していきます。

因果関係とは、注目されているものが動いたら、それに伴いどのように資金の移動が起こるかといった分析です。リアルタイムに値動きを追ったり、過去の傾向を参考に分析します。

相場環境と因果関係が明確になれば、全体的なお金の流れ(トレンド)を捉えて投資ができるようになります。

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